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高卒採用のメリットについてプロの採用コンサルタントが解説します!

高卒採用のメリットのアイキャッチ画像

高卒採用ってどんなメリットがあるの?実は、高卒採用はメリット盛りだくさんなんです!これから高卒採用にチャレンジする社長、採用担当者に向けてプロの採用コンサルタントが高卒採用のメリットをお伝えします。

大岩
大岩
こんにちは!採用・人事コンサルタントの大岩貴文です。今日のテーマは「高卒採用のメリットについて」です。

みなさんは、高卒採用についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • 「高校卒業したばかりでまだ子供じゃないか」
  • 「仕事を覚えてもらうのに時間がかかりそう」

そんなお声が聞こえてきそうです。

でも、最初にお伝えすると高卒採用は企業にとってメリット盛りだくさんです(笑)。大卒や中途という採用手段もありますが、若手採用を検討している企業にはぜひ高卒採用にも取り組んでいただきたいと考えています。

今日のテーマは高卒採用のメリットですが、実は私も高校新卒で就職した経験があります。実際に経験したこともふまえて皆さんに高卒採用のメリットについてお伝えできたらと思います。

この記事を見ていただきたい方はこんな方々です。

  • 高卒採用のメリットを知りたい
  • 高卒採用に取組みたいと考えている
  • 若手の採用に苦戦している
採用担当
採用担当
そもそも高卒採用に取組むメリットって何?

この記事ではその疑問にお答えします!

この記事って信用できるの?そう感じられる方もいらっしゃると思います。ただ、ご安心ください。私は、求人広告の営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の資格である中小企業診断士を取得して現在は独立して採用・人事の専門家として活動しているコンサルタントです。これまでの採用支援実績は800社以上、零細・中小企業から上場企業まであらゆる業界の採用を支援してまいりました。お役に立てる情報をお届けできるよう努めておりますのでよろしければ最後までお付き合いください。

それでは、内容に入っていきましょう!

高卒採用の3つの特徴

まず、高卒採用のメリットをお話する前に、高卒採用の特徴についてみていきましょう。特徴は以下の3つです。

高卒採用の特徴を伝えるアイキャッチ画像

高校新卒は、「学校斡旋」という就職方法が一般的です。「学校斡旋」というのは、採用したい企業と就職希望の学生の間に学校が入り、文字通り学校が就職を斡旋する役割を担います。他にも自己開拓や縁故で就職するなどの方法がありますが、多くは学校斡旋です。

そして、学校斡旋の場合は一人一社制と言って複数応募が原則としてできません。だからたくさんの求人の中で「これだ!」というものに絞り込んで選考を受けます。

私も就職する際は、先生や親と相談しながら決めましたが選考に落ちた場合、もう一度求人を選び直して応募しないといけないので慎重に応募先を選んだ経験があります。

さらに、高卒採用の場合は採用スケジュールが厳格に定められています。そのため、スケジュールを把握せずに取り組んでしまうと他の企業との競争に後れを取ってしまう可能性があるので注意が必要です。

高卒採用のスケジュールについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

https://cocreapartner.com/koukoushinsotsuschedule/

それでは、ここまでお伝えした高卒採用の特徴をふまえて、高卒採用のメリットについて詳細をお話しします!

高卒採用のメリット:大卒に比べて採用しやすい

最初にお話しするメリットは、「大卒に比べて採用しやすい」という点です。

みなさんは求人倍率をご存知でしょうか?

求人倍率は簡単に言えば、求職者一人あたりの求人数を示すもので、採用市場では最もポピュラーな指標です。求人数を求職者数で割ると求人倍率が出せます。

そこで、大卒と高卒の求人倍率を比較してみましょう。2024年3月卒のそれぞれの求人倍率は以下のとおりです。

大卒(従業員300名未満) 高卒
6.19倍※1 3.52倍※2

※1 リクルートワークス研究所、第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)
※2 厚生労働省、令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」

求人倍率は、全体平均や業種別などで当然変わってきますが、従業員300名未満の中小企業で考えると、大卒は一人当たりに6件求人があります。それに対して高卒は一人当たりに3.5件とまだ競争は緩やかな状態です。

確かに、高卒採用も年々求人倍率が上昇している傾向にありますが、まだ大卒と比べて採用しやすいといえるでしょう。

高卒採用のメリット:お金がかからない

高卒採用は「学校斡旋」の就職方法が一般的であるとお伝えしました。

具体的にはハローワークに求人票を提出して確認してもらい、その確認済の求人票を学校に届けるようなプロセスですが、大卒のようにナビサイトを使わなくていい点もメリットです。

大手のナビサイトは年間商品で利用する場合はそれなりに予算を確保する必要があります。(私が求人広告の営業だった頃は100万円~150万円程度)

それに比べて高卒採用は、ナビサイトを使わないのでその予算は必要ありません。

ただ、ハローワークとのやり取りや学校訪問や郵送など一定の事務手続きや手間がかかることはあります。

しかし、手間がかかる点を鑑みても採用にかけるコストは大卒や中途に比べるとかなり安価であると言えます。

高卒採用のメリット:計画的に採用できる

次に、計画的に採用できるという点です。

先ほど、高卒採用の特徴をお伝えした際に一人一社制とお話しました。

その一人一社制のおかげで、大卒採用では最大のネックとなる内定辞退がほとんど発生しないというメリットがあるのです。

私もサラリーマン時代に勤めていた会社でも大卒を10人程度採用していましたが、内定辞退に悩むことが多くありました。ひどい時は入社当日になって辞退する人が出てくる始末でなかなか計画的に採用することが困難な状況でした。

一方で、高卒採用ではその悩みの種である内定辞退がほとんど発生しません。

これは企業にとって大きなメリットではないでしょうか。

高卒採用のメリット:自社のやり方で育成できる

最後に、成長が早く戦力化を期待できる、という点です。

高卒採用を迷っている方の本音としては、「まだ子供じゃないか」そう感じる方も多いです。でも、それを逆手にとるとまだ素直な状態から自社のやり方を中心に覚えてもらえる、ということです。

中途採用で失敗する例でよくあるケースが採用者が過去のやり方を捨てきれず、自社のやり方になじめないで退職してしまうことです。

一方、高卒採用ではその心配はほとんどないと言えるでしょう。なぜなら、初めて働く場が貴社だからです。私も高卒で入社した会社では、自分が役に立てていないと認識していたこともあり、とにかく素直に一生懸命に働いていました。

真っ白い布を染めるように、自社のやり方・考え方を覚えてもらえることが高卒採用の良いところです。

時間がかかるかもしれませんが、育成の仕方によっては早い段階で成長してくれて戦力となってくれることでしょう。

まとめ

今日の内容はいかがでしたでしょうか?

高校新卒は育成面で不安を覚えることが多いかもしれません。しかし、採用コストを最小限に抑えながら若手を採用できる点は企業にとって大きなメリットではないでしょうか。高卒採用も年々ライバルが増えつつありますが、やり方によってはまだ勝機はあります。

今後も高卒採用に役立つ記事をアップ予定ですのでお楽しみに!

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。

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