今日のテーマは「だけネタ」です。
「求人を出しているけど、応募が来ない」そんな方はぜひご一読ください。
そもそも「だけネタ」って何?
自社だけしか話せないネタ、略して「だけネタ」。
求人原稿を作成するにはこの「だけネタ」は欠かせません!
私が求人広告の営業を始めたころ、原稿を作ってくれる制作さんと打合せしているとよくこんなことを言われました。
この会社の「だけネタ」はないのか?と。
新人だった私は困ります。
当時は「だけネタ」がないと、なかなか制作さんがスムーズに原稿を作ってくれませんでした。正直、心の中では「そんなこと言われても、お客さまにわかりやすい特徴があるわけじゃないし、仕方ないじゃん」そんな風に考えていましたね。
でも今思えば、100%私が悪いなと。甘ったれていました(-_-;)
制作さんは直接お客さまとお会いしているわけではないので、営業から聞く情報で求人原稿を作る必要があります。だから、できるだけそのお客さまの特徴を捉えた情報が欲しいものなんですね。
だから、営業がしっかりお客さまと会話して「だけネタ」を持って帰らないといけない。
優秀な求人広告の営業は目標数字だけでなく、お客さまの「だけネタ」を発見するのもとても上手な人が多かった印象でした。
でもなぜ、「だけネタ」がないとダメなんでしょうか?
「だけネタ」があると目立つ&魅力度も高まる
みなさんは、自社と同じ業界、あるいは職種の求人情報がどのくらい世の中に出ているかご存じですか?
求人数と求職者数のバランスをみる指標として、求人倍率があります。
求人倍率は一人当たりの求人数という意味ですが、2023年4月時点で全国平均1.32倍で求職者一人に対して1件は仕事があることを示しています。
さらに、この数はあくまで平均ですから地域や業種によっても違います。
採用が厳しいといわれる建築・土木業界では8~10倍も珍しくありません。
少し教科書的な話しでしたが、ササっと求人サイトやindeedなどで自社が募集している求人を検索してみても数が多いな、と体感で分かると思います。
人手不足である今の時代、会社名や屋号部分をすり替えてもわからないような求人原稿は求職者に見てもらえません。何の特徴もない商品・サービスが売れないのは商売でも求人でも一緒ということです。
では、具体的に「だけネタ」が光る求人情報とは、どんなものなのでしょうか?
いくら、ぶっかけてます!
とてもわかりやすい例として、札幌市に本店がある「海味はちきょう」さんをご紹介します。
いくらで有名な居酒屋さんなのですが、「おいさー!」のかけ声と共に飯をよそった丼に、これでもか!というほど、いくらをのせてもらえるパフォーマンスが人気を博しています。
求人にも力を入れられており、「だけネタ」もピカイチです。それが、
「いくら、ぶっかけてます!」
はちきょうさんのアルバイト募集の求人原稿を見たときに、この一文がキャッチに使われていました。このキャッチがあるだけで、誰もがあそこのお店だ!っとわかるわけです。
とても強力な訴求ですよね。
上記はわかりやすい例として紹介しましたが、このように自社の商品・サービスで特徴がある場合は、それを求人でも使えないか考えます。
一方で、法人向けビジネスでなかなか認知度が低い、という場合は働く人や会社の成り立ちなどに注目すると「だけネタ」として使える素材が見つかるかもしれません。
以上、例を挙げて解説してきましたが、「だけネタ」は求人の効果UPに効果的であるという点を再度、強調します。応募が集まらない場合はぜひ、自社だけしか訴求できない「だけネタ」をアピールしてみてください。
あとがき
いかがでしたでしょうか?今回の記事は以上です。
記事を書きながら、札幌で働いていたころを思い出していました。私が今住んでいる福岡も転勤族に人気のようですが、札幌も負けないくらい人気です。
札幌に5年間住んだ感想ですが、めちゃくちゃ良かったなと思います。当時3歳の子供と家の近くの講演で雪そりを楽しんだのがいい思い出です。とても寒いですが(-_-;)
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