何かいい方法ありませんか?
- 収支計画書は項目ごとに分解してExcelにまとめる
- ゴールシークは目標値を手早く求めることができる機能
- 色んな項目でシミュレーションを繰り返して収支の感覚を養おう!
収支計画書はExcelで作成しよう!
はい!では今回はゴールシークの機能について解説します。
まずは収支計画書です。
ダミーなのでシンプルな内容にしています。本当はもっと項目があると思いますが
今回はゴールシークの解説なのでそこまで盛り込んでいません。
収支計画書を作る際にはやはりExcelを使うのが一番だと思います。
使い勝手が良いし機能が充実しているので色々と便利なことが多いです。
下の図はあるラーメン屋さんをイメージして形にしたものです。
大体単価800円のラーメンを月20日くらい営業して1000杯近く売り上げる、
そんな感じです。
各セルには計算式を入れてます。
売上=販売数×値段
費用=材料費+家賃
材料費=1個あたり材料費×販売数
収益=売上-費用
青文字にしているセルは計算式が入っていないので
色々と数値を変えてシミュレーションできるようにしています。
ゴールシークはこう使う!
では早速、ゴールシークを使ってみましょう!
今回は収支がトントンになる値段はいくらになるのか、を求めます。
先ほどお伝えした通り、収益部分は売上-費用という計算式が入っています。
データタブのWhat-If分析にカーソルを合わせて
ゴールシークを選択。
入力画面が表示されます。
数式入力セルは利益のセルを指定します。
そして目標値は収支トントンなので0を入力。
変化させるセルは値段ですね。
はい!出ました!
収支トントンの値段は392円です。
とっても便利な機能なのでこの機会に覚えて使いまくりましょう!
どんどん数値をいじって遊ぼう!
収支計算書は一度作って終わりではなく、何度も色んなシミュレーションを
繰り返すことが大事です。
今回は損益分岐点の値段を求めましたが、
- 目標利益を達成する販売数はどのくらいか
- 値段設定はどうするか
- 材料費を抑えるとしたらいくらくらいか
などなど、ゴールシークを使って数値を把握することでより
頭の中に商売の勘所が身についてくると思います。
終わりに
Excelの機能って知ってても使うところが分からないと
結局、機能を活かせないことになりますよね。
私もゴールシークはMOSの勉強したときに出たので知ってはいたのですが
活用し始めたのは最近です。
経営者と収支計画の会話をする時はかなりの高確率で
「この数値を変えたらどうなる?利益は減るの?」とか聞かれます。
その時にどれだけゴールシークを始め、収支計画をいじりまわしていたかで
スムーズな回答ができるか決まってくると思うので是非活用してみてください。
今日は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。お疲れ様でした!