みなさんは面接方法で採用力に差がついていることをご存じでしょうか。面接は一方的に選考する場ではなく、応募者にぜひ入社したい!と思ってもらえるような対応が求められます。
今日はそんな面接方法がテーマです。
「最近、内定辞退されることが多いんです・・・」とお悩みの方はぜひご参考にされてください。
できる面接官は聞き上手
はい、今回の記事の結論です。
そう、できる面接官はとても聞き上手なんですよ。
そう言いきれるのはなぜかというと、色んな会社の従業員アンケートを見た時に、明らかに違いがあったためです。
私は求人広告の営業時代、広告の内容を考えるために色んなお客さまによく従業員アンケートをお願いしていました。
アンケートの内容は私が決めていたのですが、いくつか聞きたいことがある中で
「入社のきっかけを教えてください(他社と比較された場合は選ばれた理由も)」
という質問を毎回入れていたんですね。
アンケートを回収して確認すると、大体「たまたま仕事を探していた時に求人が出ていたから」とか、空欄というのもよくあったのですが、特定の会社で
「面接の時に自分の話をよく聞いてくれた。」
という内容がちらほらありました。その特定の会社というのが、採用に力を入れていると感じるお客さまだったんです!
確かに、それらの会社では大量に採用されていましたが、他社でよく問題に挙がる内定辞退が問題になることはありませんでした。
不思議に思いながらそのままにしていましたが、何度かアンケートを確認させてもらった時に「あぁ、なるほど」と膝を打ちました。
人は話を聞いてもらえると好感を覚えるものです。最終的にはこの人と働きたい!と思ってもらえると他社から声がかかってもこの会社に、と入社につながるのでしょう。
面接は選考です。
ですが、できる面接官がやっているのは選考だけではありません。
では、選考の他に何をやっているのでしょうか?
面接官は見抜いて惹きつける
面接のイメージですが、面接官が一方的に応募者に質問をして選考している場面を思い起こす方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かく言う私も20代の頃に転職活動をしていた頃は、20~30社の面接を受けた経験があります。※なかなか内定をもらえず大変でした(T_T)
その時は大体、チェックシートを手に持った2~3人の面接官に囲まれて質問を受ける感じで9割方、見抜くことに重点が置かれていたように感じます。
応募者が自社の求める人物像に合っているかをチェックする、それは当然必要です。
でも、競争が激しい現在ではそれだけでなく、応募者に「あぁ、この会社なかなかいいなぁ」と思ってもらい、いざ他社と天秤にかけた時に自社を選んでもらう必要があります。
だから応募者に好感をもってもらう惹きつけも面接官の重要なお仕事。
では、応募者に好感を持ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。
自社で働く価値をうまく応募者にアピールできるか
採用担当者や面接官は一種の営業パーソンだと私は考えます。
なんの話だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、じゃあ何を売るかというと、それは「自社で働く価値」です。
採用担当者や面接官がセールスする商品は、形がなく、働く体験という商品なのです。
形のない商品を売るには傾聴が大事。
これ見よがしに会社のアピールをするのではなく、まずは応募者の声に耳を傾けてみる。選考していることから少し意識を遠ざけて、応募者そのものの人となりやキャリア、進みたい方向性について興味関心をもつ。
そうして傾聴ができた後、結果的に自社で働くことが応募者とっても最善策であるというシナリオが双方で描けたら惹きつけ成功ではないでしょうか。
あとがき
いかがでしたでしょうか?今回の記事は以上です。
記事を書きながら、若いころに転職活動をして全然内定をもらえなかったことを思い出してしまいました(-_-;)。
当時は本当に迷走してましたし、何社も何社も選考に落ちては凹んでましたね。
でも、もう大丈夫。
間違いなく自分の中では黒歴史でしたが時間が解決してくれて、もう笑い話にできるようになりました(笑)。
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