みなさんは長時間勉強しても全然勉強内容が頭に入らない、そんなことは経験ありませんか? 私はあります(笑)。
最近でもよく物覚えが悪くて凹んでしまうこともありますが、実は勉強内容を頭に定着させるにはルールがあることをみなさんはご存知でしょうか?
少ない勉強時間でもしっかり学んだことが定着している、そんな風にできたらとても良いですよね!
そこで、今日はタイパの良い学習法というテーマで「ラーニングピラミッド」についてお伝えします。 この記事を読むと短い時間で効率的に学習する方法がわかります。 ぜひ、最後までお付き合いください。
では、内容に入っていきましょう!
ラーニングピラミッドとは
みなさんは「ラーニングピラミッド」をご存知でしょうか。これはアメリカ国立訓練研究所が発表したもので、学習方法と平均学習定着率の関係をピラミッドの図で示したものです。
このモデルでは、異なる学習方法や活動が知識や情報を定着させる効果的な方法であることを示しています。一般的に、ラーニングピラミッドは次のような階層構造で表現されます。
学習方法 | 詳細 | 学習定着率 |
講義 | 情報の受動的な受け取りで、理解や記憶の定着には効果が薄い。 | 5% |
読書 | 書籍や資料を読むことで情報を得る方法です。講義と同様に受動的な活動であり、効率的な学習には限界がある。 | 10% |
視聴覚 | 図やグラフなどの視覚的な情報を見ることで学ぶ方法で、視覚的な情報は記憶に残りやすく、理解を助ける効果がある。 | 20% |
デモンストレーション | 先生の実験を見たり、工場見学をするなどして口頭での説明や議論を通じて理解を深めることができる。 | 30% |
グループでの討議 | 他の人と意見を交換し、議論を行うことで学ぶ方法です。アクティブな参加が求められ、知識の定着や理解の深化に役立つ。 | 50% |
実践を伴う活動 | 自ら手を動かして実際に行動することで学ぶ方法です。実践を通じて理解を深め、知識を実際の状況に適用する能力を養える。 | 75% |
他人に教える | 他人に教えることで、自分の理解を整理し、知識を定着させる効果があります。また、他人に教えることで教える側の学習効果も得られる。 | 90% |
このように、ラーニングピラミッドではさまざまな学習方法が示されており、それぞれの方法で学習効果に違いがあることがわかります。
では効率の良い学び方とはどのようなものでしょうか。
公立の良い学習方法はアクティブラーニング
ラーニングピラミッドとは別にもう一つ、アクティブラーニングという言葉があります。
アクティブラーニングとは、受動的な情報の受け取りではなく、学習者が積極的に参加し、自ら考え、問題を解決することを重視した学習方法です。従来の講義形式とは異なり、単に情報を受け取るだけでなく、学習者が主体となって学習を進めることが特徴です。
ラーニングピラミッドを見ても、グループディスカッションや実践、他人に教えるなどアクティブラーニングの方が学習定着率が高いことがわかります。
タイムパフォーマンスを高めるには、アクティブラーニングが欠かせないということですね。
では最後に、私が考える最も学習効率が高い方法についてお伝えします。
最も効率的な学び方は体験する・教える
これまで、ラーニングピラミッドやアクティブラーニングについてお伝えしてきました。
以上をふまえた結論、最も効率的な学び方は「自ら実体験を積み、それを他人に教えること」です。
今思い返せば、会社員時代に営業を部下に教えていた時によく他人に教えることで自分も勉強になる、ということを痛感していたものです。
改めて勉強になるというのは、今まで何となくやっていたものを他人に伝えるという必要性が出た時に言語化やなぜそうなのかを考え直すからでしょう。
実践する→体系化→他人に教える
このプロセスを意識していきたいものです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。今日の内容はいかがでしたでしょうか?
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