みなさんは、求人広告を作る際に広告を見る人のことを考えていますか?
「そんな面倒なこと考えないで、勤務条件だけちゃちゃっと入力して終わり」そんな方もいらっしゃるかもしれません。その方が楽ですしね。
しかし、求人広告の効果を高めるには、求職者の中でも欲しいターゲットを意識した方が効果が高いのです。
これから求人広告を作る、という方やもっと求人広告の効果を高めたい!そんな方はぜひ、最後までご覧ください。
カクテルパーティ効果でターゲットを惹きつける
- 「電車に乗ってうとうとしていても、自分が降りる駅のアナウンスは聞き逃さない」
- 「周囲がざわついていても、自分の名前が出てくると、ついそちらに耳が傾く」
突然ですが、こんなことって経験ありませんか?
実は、この現象はカクテルパーティ効果と呼ばれるもので、人は自分に関係する情報には、無意識に注意や関心が向いてしまう特性があるんですね。
へぇ~だから何?
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、求人広告でもこのカクテルパーティ効果を意識だけでも効果が段違いなのです。
求人広告を目にした人が「あれ?これって私のこと?」と思ってくれないと、すぐに読み飛ばされてその後の応募につながりません。
では、具体的にどのように表現したらいいのでしょうか?
ターゲットを具体的に決めるところからスタート!
まずは、求人広告を作る前に求職者の中でもターゲットを決めるところからです。
ターゲットを決めるには、MUST(必須)とWANT(歓迎)の切り口で考えると定まりやすいです。
MUSTはその仕事をする上で欠かすことができない要素です。
例えば、”時間を守ること”や”責任感が強い”など性格的なものもあれば、経験や資格などが該当することがあります。MUSTがたくさんありすぎると「そんな人存在するの?」と感じてしまうぐらいハードルが高くなるので、ほどほどに抑えることが重要です。逆になさすぎるのもよくありません。
WANTは必須ではないけど、あれば嬉しいという項目です。必須ではないので、入社してから身につけられる要素や資格などが該当します。
例えば、タクシードライバーのお仕事では二種免許が必要ですが、入社してから取得でも良い場合はWANTになりますよね。
このように、MUSTとWANTを書きだすとある程度、どんな人を採用すべきかが見えてきます。そして次は、書き出した要素から具体的なターゲット像を想像してみましょう。
ターゲットが具体的に想像できない、そんな時は今活躍している既存のスタッフを参考にするもの大いにありです。
”内なる声”+”提案”でターゲットを口説く
求人広告を見てほしいターゲットが定まったら、そのターゲットが考えていそうなことをセリフで書いて、それに対して解決できる提案を入れます。
例えば、
「仕事が忙しくて、ろくに家族との時間がとれない」という人に対しては
- 残業が少ない
- 休みが多い
- 有給休暇の取得を勧めている
- 有給とは別に休暇制度がある
などが喜ばれそうですよね。また別の例でも子育て中の方で、
「子供がいないお昼の時間だけでも働きたい」という人に対しては
- 子供を送って迎えに行くまでの短時間でもOK
- 急なお休みにも対応します
- 子育て中のスタッフ多数!助け合いながら一緒に働いてます
などの情報があると魅力に感じてもらえそうですよね。
ターゲットの内なる声を書いて「これって自分のこと?」と気づいてもらってからの提案、という流れは強力な訴求になります。
「こんなことでお困りじゃないですか?」からの「当社ならこんな働き方ができますよ」
ぜひ、アレンジして使ってみてくださいね。
あとがき
いかがでしたでしょうか。今日の記事は以上です。
書き上げて感じたことですが、今日のテーマは幅が広すぎたなと反省しています。もう少し絞ってコンパクトにした方が分かりやすいかと思いますので次回以降改善します(-_-;)
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