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知らないと損する?求人広告の営業担当との上手な付き合い方

たか
たか
こんにちは。採用に強い中小企業診断士のたかです。今日は求人広告の営業担当との上手な付き合い方をお伝えします。
社長さん
社長さん
知らないと損するって、なにか気を付ける必要あるの?そもそもこっちがお客さんじゃん。
たか
たか
まぁ、そうですよね。ですが、営業担当も忙しいので全てのお客さまと同じように接するのは不可能です。うまく営業担当を味方につけると得することが多いんですよ。

今日のテーマは、求人広告の営業担当との上手な付き合い方です。

付き合い方って?と思われるかもしれませんが、求人広告の営業を10年やってきた経験を振り返ると、お客さまの中でも意外と営業とのやり取りで損をする人が多いのも事実。

営業担当も人の子、限られた時間の中で営業活動を行うため、どうしても対応にバラつきは出てきます。これは私の経験上ですが、営業担当を味方につけることができると、情報や提案の質、効果が上がります。結果、採用を早く終えることができるでしょう。

これから、有料の求人メディアの掲載を考えている、もしくは今利用しているという方は是非、最後までご覧ください。

それでは、中身に入っていきましょう!

経験談:求人広告の仕事はハード?

まず、求人広告の営業担当はどんな仕事なのかを私の体験を元にご説明します。

あくまでも私が体験したケースなので偏りはありますが、ざっくりどんなことをしているかわかると、どう付き合えばいいか参考になると思います。

営業活動

当然ですが、営業なので目標数字を日々追いかけています。

私の場合は、年間目標を3ヶ月ごとの四半期で分けて、月目標、週目標と決められていました。目標数字は全社で設定した目標数字が拠点→チーム→個人といった順にブレイクダウンして決められます。

このあたりは一般的な話しなのかな、と思います。

個人の数字は、今までの実績や経験年数などで定期的に見直しが入るため、目標達成したらさらに高い目標になることが多いです。

そのため、既存のお客さまだけで達成しなさそうな時は、新規のお客さまを開拓をする必要があります。当然既存のお客さまがいない新人の頃は、ひたすら飛び込みやテレアポを繰り返していましたね(笑)。

原稿お打ち合わせ

求人広告営業がハードと言われるのは締切にあります。締切に間に合わないと売上も立たないので間に合わせないわけにはいきません。メディアによっては、週1回、2回、毎日と様々ですから時間に迫られるストレスも大きいです。

営業の仕事はセールスだけではありません。

お客さまと原稿の打合せをして、社内の制作スタッフに指示をするのも重要な仕事です。

原稿チェック

原稿の指示が終わったら、今度は原稿のチェックです。

私が営業だった時は一人当たり週に50~60本、多いときは100本くらい動かすこともありました(-_-;)。

なので、チェックも大変だった記憶しかありません。ほとんど見ていないこともありましたが(笑)。

原稿を見て、気になる点があれば修正指示をします。なければお客さまへ原稿を送って確認してもらう流れです。

お客さまとも2~3回、やり取りをするので、結構早め早めに動く必要がありました。

入稿

締切時間までにお客さまから原稿のOKをもらい、申込書を回収することで仕事が完了します。

この時が一番ストレスMAXの状態です。特に担当者様が会議や外出でつかまらない時は結構大変です。新人の時はパニック状態になっていましたね(笑)。

原稿の入稿で原稿対応は終わりですが、今度は掲載開始後のフォローが始まります。

求人広告の営業について、お話してきましたが、ざっとこんな感じでした!

営業に嫌がられる一言

私が営業担当をしていた時に、よく耳にしていた一言。

「金をドブに捨てたようなもんだ」

これは結構、営業から嫌がられます。

期待して掲載した広告の反響がなく、ショックを受けたお客さまから良く言われたことがありました。ショックなのは理解できますが、しかし、営業担当に毒を吐いても印象を悪くして嫌われるだけです。

冷静に何がいけなかったのか、タイミング、募集条件、外部環境、などなど。

それを建設的に考えることが先です。お金をドブに捨てたことにするのが、成功につながる失敗にするのかは自分次第です。

ぐっ!とこらえて、冷静に対処しましょう。きっと営業担当も分析や解決につながる提案をもってきてくれるはずです。

営業から好かれる対応とは?

先ほどは、嫌われる一言についてお伝えしましたが、今度は逆に好まれる対応についていくつかお話します。

パートナー目線で付き合う

こっちはお金を払っている客だぞ、という態度を取られる方も中にはいらっしゃいます。やはりまともに相手にしなかったり偉そうにされると、距離をおきたくなりますよね。

逆にパートナー目線で対等に付き合ってくださるお客さまには、貢献したいと人一倍頑張れるものです。

私もお客さまに恵まれて、対等に仕事をさせてもらいましたが、かなりの時間をそのお客さまの案件で使っていました。結果、分析や提案の質を高めることができていたと思います。

手続きを早く済ます

先ほど、営業が何をやっているのかをお伝えしましたが、原稿の確認や申込書のやり取りは締切が決まっているため、やはりストレスになります。

何回言っても対応してくれない場合や、時間を過ぎて対応されると、どうしてもその人のために動こうとは思えないものです。

逆に、こちらから何も言わなくても早く対応してくれるお客さまは、それだけでも営業から好かれます。

原稿は細かくこだわらない

せっかくお金を出して求人広告を掲載するのだから、細かくチェックしたいという気持ちはわかります。

ですが、漢字をひらがなに変更する、一字だけ変更する、写真をイラストに変更する、など効果に関係ないところまで修正を依頼されると想定以上に手間がかかってしまいます。

大体、原稿のやり取りは2~3回で終わることがほとんどですが、それが5~6回などに増えると営業も対応に困ります。

大筋が間違っていなければ後は任せる、そのくらいの気持ちでもいいかもしれません。※誤字脱字はだめですが

あとがき

いかがでしたでしょうか。今日の記事は以上です。

「売れるも地獄、売れないも地獄、どちらも地獄なら売れる方を選ぶ」

この言葉は、私が営業を始めて間もない頃によく言っていました。売れれば売れるほど原稿が多くなり、処理が大変で苦しむ。

しかし、売れないと上司から詰められる。

それならいっそ売れて苦しんだ方がいい!という理屈でした。

色々と大変でしたが、なんだかんだ充実していたのかなぁと感じます。

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。
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