みなさんはセンスの分かれ目って何だと思いますか?
キーワード?、ライティング?、それとも訴求内容でしょうか。ここで紹介するのはもっと簡単なことです。
最近求人広告の効果が悪いなぁ、PVが伸びないなぁ、と感じられている方はぜひ最後までご覧ください。ではまいりましょう!
センスの良さは”やさしさ”にあった
では、まず結論からお伝えします。
求人原稿は”平易でやさしい表現”で書くことが重要です
なんだ、そんなことかって思われましたか?
でも、意外とできていないケースが多いんですよ。求人広告を作っていると、どうしても作り手の目線になってしまいがちです。
ちゃんと読んでる求職者の目線で「読みにくくないかな?」「わかりづらい内容になっていないかな?」と見返すことが大事。
特に、表現がやさしい方が圧倒的に読まれやすいです。
ではなぜ、やさしい表現だと読まれやすいのでしょうか?
人間は直感と論理を行ったり来たり
みなさんはノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンという方が書かれた本”ファスト&スロー”をご存じでしょうか?
「東大で一番読まれた本」と帯に書いてあったので興味が出て買ってみたのですが、上下巻ある本で、かなり読み応えありましたよ。結構有名な本のようです。
その本に書いてあることを要約すると、人間の脳は直感(ファスト)と論理的志向(スロー)を使い分けている、ということなんです。
しかも、論理的思考で考えるのは努力が必要で疲れてしまうことから、できるだけ簡単な思考で対応することを好むんだそうです。
ようは、直感でものごとを判断することが多いということですね。
ここで注意点ですが、簡単ということは内容が簡素である、ということではないです。一度目はぼーっとした状態で直感であっても、次に応募をするか検討するために見直した時は、論理的思考に切り替わっている可能性が高いですよね。
直感的でわかりやすい表現かつ、論理的にも納得感があるのが良い広告なのでしょう。
では、具体的に求人広告でやってしまいがちなパターンを見ていきましょう!
センスがいまいち!よくあるパターン
まずはこれ、”漢字が多い”です。みなさんはどうですか?
ぼーっとしている時にこんなカチッとした文章とか見たくないですよね?
当社は設立以来、建築土木工事を生業とした地域密着企業である。
私は見たくない(笑)。
とは言っても、ひらがなが多いと稚拙な感じになってしまいます。そこで!おすすめするのが、漢字3割、ひらがな7割、というバランス。
正確にそうしなければならない、というわけではないですが、気を付ければ自然とバランスが取れるものです。
お次は、”専門用語が多い”です。
その業界で働いている人でしかピンとこない言葉ってありますよね?
この間、鉄筋工事スタッフの求人を見ましたが仕事内容の説明で”スラブ”や”ジョイント”と書いてありましたが、よくわかりませんでした(-_-;)
経験者のみをターゲットにするのであればいいのでしょうが、一般の人は理解できないでしょう。読まれなくなって応募の可能性が減ってしまうのは得策ではありませんよね。
他にも”アサイン”、”プライオリティ”、”エビデンス”などなど。使ってカッコ良く感じるものもありますが、横文字も読み手がすぐわかるか微妙ですよね。
業界経験がない方でもわかりやすい表現を心がけたいものです。
あとがき
いかがでしたでしょうか?今回の記事は以上です。
どうでもいい内容ですが、まだ会社勤めだった時の話。
ZOOMでミーティングを立ち上げる時に”launch”という単語がでてきて、読み違えてずっと”ランチ”だと思っていました。
ある全体会議の時に「なんでランチミーティングって表示されるのかな?」とつぶやいたら、立上げを意味する”ローンチ”だと周りから指摘され笑い者になってしまいました(-_-;)
あれも直感で見てたからなんだなと、ふと思い出しました(笑)。
みなさんもお気をつけください。
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