今日のテーマは「人材要件」です。みなさんは人材要件と聞いてどんなものかピンと来られますか?
年齢や性別のことでしょ?そう思ったあなたは要注意です。なぜなら、しっかりと人材要件を決めないと、優秀な人を採用できないからです。
- 離職が目立ってきた
- 採用した人材のミスマッチに悩んでいる
そんな方はぜひ、最後までご覧ください!きっと解決につながるヒントになるはずです。
それでは中身に入っていきましょう!
人材要件って何?
自社に合わない人を採用してしまうと、会社も従業員もどちらも不幸になる、そんな状態は避けたいけど、実際にはよくある話です。
みなさんは、こんな経験ありませんか?
「面接の時はいい感じだったけど、採用が決まって入社してからはパッとしない(-_-;)」
あれれ、何がいけなかったのでしょうか?
それはズバリ、人材要件が固まっていないからです。人材要件というのは、カタカナでコンピテンシーとも呼ばれます。簡単にいうと、職場で評価されている人はどういう考えを持っていて、どんな行動をとるのか、その人の要素のことです。
同じ人ですから、どんな行動をとるのかで成果が変わってくる、ということですね。
そう、人材要件というのは難しく考えなくても良くて、成果が高い人はどんな行動を取るのか共通点を探し出すことなんです。
”あるある”を探すと考えて大丈夫。
でも、それってどうやって見つけるの?って思われませんでしたか?
簡単に人材要件を特定する方法
「人材要件定義」こう聞くと、プロのコンサルタントに依頼しないと到底出来なさそうですが(笑)。
大丈夫!コツを押さえればコンサルに依頼しなくても十分決めれるんですね。ポイントは、活躍している人と普通の人を比べて違いをみることです。
先ほど説明した通り、「評価が高い人って日頃こんなことをやっているよね!」という”あるある”を見つけるだけです。
さらには、なぜその行動をとったのかも重要になってくるので押さえておきましょう。
そう言いつつ、このように説明しても、わかりづらいと思います。
実際に私が支援に入った企業様での具体的な例をご紹介しますね。
実際の支援事例
あるコールセンター会社でのこと。その会社はヘルプデスク業務を運営していました。
ヘルプデスクというお仕事は、お問い合わせ窓口のこと。パソコンやシステムなどの利用者からのお問い合わせを解決することが仕事で、よくあるやり取りは「ログインができない」や「パスワードの再設定」などです。
その会社で、分析を行った結果をこうでした。
普通の人は、基本マニュアル通りで言われたことしかやらない
一方で、評価が高い人は
- 問題が解決した後も自分から他に困りごとがないかお声がけする
- 誰も手をつけない問題にも前向きにトライする
- 誰から言われるでもなく自分からマニュアルを更新する
このような行動をとっていることが分かりました。
そして、なぜそのような行動を取れるのか背景となる考えを調べたところ、
- お客さまからの感謝の言葉が嬉しい
- 「〇〇さん、またちょっと教えてくれる?」頼られることに喜びを感じる
そんなお客さまとのやり取りがガソリンになって、もっと役に立ちたいとイキイキ働いているということでした。
すごいですよね(笑)。
ここまでわかれば、人材要件は決まったようなものです。難しい言葉ではなくて、社内で〇〇さんのような人、という具合に共通認識ができればもっと良いですね。
では、人材要件が決まったらどのように活用したらいいでしょうか?
人材要件を面接で活用する
自社で活躍する人の特徴や考えがわかり、人材要件が決まったら当然ですが面接で活用します。
面接は、応募者が人材要件に合っているか見極めと惹きつけを行います。優秀な人材を採用する鉄則は、スペックは広げてもタイプは絞ることということ。
人材要件のマッチ度だけはゆるめないことをお勧めします。
そして運よく、人材要件に合致した方が現れたら惹きつけを行います。今活躍してる人はここを魅力に感じてくれているなど、同じような価値観を持っている人同士、魅力に感じるところは一緒なので惹きつけもやりやすくなるでしょう。
あとがき
いかがでしたでしょうか。今日の記事は以上です。
全然話は変わりますが今、軽く糖質制限をしています(笑)。
ダイエットというわけではないのですが、ランチの後に眠くなるのが嫌で極力タンパク質を食べるようにしたんですね。でも思った以上に食べるものが少なくて毎回同じようなものしか食べていません。
お勧めはサラダチキンのスモークタイプです。これを食べてから他のサラダチキンが食べれなくなりました。みなさんもぜひお試しください。
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