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働きたくない若者急増の原因と企業が取り組むべき対策とは?

「働きたくない若者が増えている」という話題を耳にする機会が増えました。実際に、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)が2021年6月に行った『新型コロナウイルス感染拡大の仕事や生活への影響に関する調査(JILPT第5回)』によれば、20代の若者のうち約11.5%が「もう働きたくない」と感じていることが明らかになっています。

採用コンサルタント:大岩

未来ある若者が働きたくないと回答しているのはなんだか寂しいですね。仕事は単にお金を得るだけでなく自己成長につながるもの。楽して稼ぐというよりも、仕事そのもののやりがいからくる充実感を感じてもらいたいものです。

経営者や採用担当者にとって、この傾向を放置すれば優秀な人材の確保が難しくなるでしょう。今回は若者が働きたくないと感じる原因を明らかにし、企業が取るべき具体的な対策をご紹介します。

働きたくない若者急増の背景

最近の調査によれば、特に新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、若者の労働意欲が大きく低下しています。この背景には、働き方改革の推進が進まず依然として長時間労働が常態化していること、職場におけるパワハラやセクハラへの対処が不十分であることが挙げられます。また、将来のキャリア形成や収入面での不安感も若者の意欲を削いでおり、結果として多くの若者が労働そのものへの意欲を失っている現状があります。

この状況を踏まえて、次は具体的な労働市場の変化について見ていきましょう。

労働市場の変化が若者に与えた影響

新型コロナウイルスのパンデミックで、多くの若者はリモートワークを経験し、自分の働き方や価値観を見直すようになりました。同調査によると、大規模企業(1,000人以上)の社員の約20.5%が「以前よりもセーブして働きたい」と回答しており、従来のフルタイム勤務や長時間労働への抵抗感が高まっています。

さらに、多くの若者が安定した収入を得にくくなり、「貯蓄や将来の保険・資産形成」、「日常生活の充実」、「節約」の重要性が増したと感じています。この価値観の変化が、若者の働く意欲に影響を与えているのです。

労働市場の変化が若者の意識に与えた具体的な影響を踏まえ、次に「諦めムード」の拡大について説明します。

若者に広がる「諦めムード」

若者の多くが経済的な不安や将来の生活への悲観から、「無理して働く必要はない」と考えるようになっています。特に新型コロナウイルス感染拡大による影響で、安定した収入が得にくくなったことや雇用の不安定化が進んだことで、将来への希望が持ちづらくなっています。また、若者自身が自分の将来を明るく描けない現状があり、結果的に安定した仕事や生活を求めることを諦めるような意識が広がっています。こうした心理状態が、働く意欲のさらなる低下を招いているのです。

こうした若者の意識の変化を社会的意義からさらに深掘りしましょう。

社会的意義と企業が取るべき対策

働きたくない若者が増える背景には、個人の問題だけでなく社会全体の労働環境の改善が必要であるという示唆があります。企業は、柔軟な働き方を導入し、労働環境を改善しなければ優秀な人材を失うことになります。

企業が取り組むべき具体的な対策としては、

  • リモートワークやフレックス制度の積極的な導入
  • ハラスメント対策の徹底と透明性の確保
  • 働く目的ややりがいを明確にした採用・教育の推進
  • ライフスタイルをサポートする福利厚生や資産形成支援の導入

などが挙げられます。

まとめ

働きたくない若者が増えている現状を深刻に捉え、企業側が柔軟な働き方や職場環境の改善を積極的に進めることが、今後の人材確保や企業の成長に不可欠です。具体的には、社員の声を積極的に取り入れ、現場レベルでの問題点を洗い出しながら施策を立てることが重要です。また、働く目的や企業のビジョンを明確に伝えることで、社員のモチベーションを維持し、働きがいを生み出す取り組みを進めるべきでしょう。

Q&A

Q1. 若者が働きたくないと感じる最も大きな理由は何ですか?

長時間労働や職場のハラスメント、不安定な収入など労働環境への不満が主な理由です。

Q2. 若者の労働意欲を高めるために企業がまず取り組むべきことは何ですか?

柔軟な働き方の導入や職場環境の改善、明確な働く目的の提示が重要です。

Q3. リモートワークやフレックス制度を導入した場合、企業にどんなメリットがありますか?

従業員満足度の向上、人材の離職防止、生産性向上が期待できます。

Q4. 「働きたくない若者」が増えることは企業にとってどのようなリスクがありますか?

優秀な人材の確保が難しくなり、企業競争力や持続的な成長が阻害されるリスクがあります。

Q5. 働き方改革に取り組む際に、経営者が注意すべきポイントは何ですか?

単なる制度導入だけでなく、社員の意見を取り入れ、実態に即した改善を進めることが重要です。

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。

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