傾聴から敬聴へ。コンサルタントの支援の在り方を学んだ気がします。
実は私も最初は敬うってなんだろう?と思いました。
でも、よくよく自分が経験してきたことを振り返りながら言葉の意味を考えると敬聴って的を得た表現だなと感心したんです。
深いですね^ ^
今日のコミュニケーションについての内容なので、コンサルタントだけでなく、営業など人と関わる仕事やもちろん、家庭でも参考になると思います。
是非、最後までご覧くださいね。
それでは内容をどうぞ!
傾聴と敬聴の違いについて
まずは敬うという言葉の意味を確認しましょう。
敬うとは、
相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。
傾聴と敬聴の違いについて、個人的な理解では、傾聴は注意を払って丁寧に聞く、ということに対して敬聴はさらに「尊敬の意を込めて聴かせていただく」ということなのだと理解しています。
つまり、ただ丁寧に聴くのではなくて敬意を払って相手の考えや感情を汲み取る聴き方が敬聴なんですね。
なぜ、敬聴ができると良いのか
では、なぜ敬聴ができると良いのでしょうか?
それは支援先の経営者と信頼関係を築くことができ、内発的動機付けを期待できるからです。
内発的動機づけは、簡単にいうと本人自身の内面から湧き上がるやる気のことですよね。内発的動機づけができていなかった場合はどうなるでしょうか。
どんなに良い改善案をコンサルタントが提案しても、実行するのは経営者。信頼関係を築けていないまま、他人からアドバイスを受けても大半はやらないでしょう。
しっかり内発的動機づけができていないと、結局は心のこもった改善計画を作ることができないんですね。
だから、傾聴ではなく敬聴をする必要があるということです。
最も意識すべきは、経営者を肯定し自信をもってもらうこと。
「独りで色々と考えてきたけど、あなたと話しているとなんだかやれる気がしてきた!」
そう言って元気を取り戻してもらうのが一番だと学びました。
聴き手の意識が大事
とはいえ、敬聴をやるとなると難しいものです。
意識してても、経営者が答える内容を先回りしてしまい聴き手の考えに沿うように誘導するような質問になってしまったり、逆に自分で話してしまう、そんなことも多いです。
またやってしまった!と反省してばかり^^;
支援者だから色んなことを知っていると思われないといけない、という変なプライドが働くのかもしれません。
ごちゃごちゃ考えずに頭を真っ白にしてフラットな感覚で、と自分に言い聞かせています。
あと、経営者を肯定するスタンスでいれるかも重要だと学びました。
例えば、決算書の内容が間違っていたり、どんぶり勘定でやってきた。そんなことは良くあることだと思います。
その時に、「こんなこともできてないのか、やばいな」と思うよりも、よく今までこれでビジネスを継続されてきんだな。これはすごいことだな、と思えるか。
継続出来るだけでもすごいこと。
否定的な目で見ても信頼関係は築けない、ダメなところが目に入っても良いところに目を向ける姿勢が大事なんですね。
自分自身の聴き方を振り返って
傾聴と敬聴を学んでから考えごとをしているとふと、今まではどうだったのかとお客様と対峙しているシーンが頭に浮かんできました。
私は以前、広告の営業をしていたのでお客様相手にヒアリングを日常的に行っていました。
私がヒアリングの際に意識しているのはシンプルに一つだけ。
心の中でなんでも話していただいてOKですよ^ ^
ちゃんと受け止めます、と言葉に出さなくてもそう思いながら笑顔で話しを聴くことを心がけてきました。
他にも、
- 5W1H
- ラポール
- ミラーリング
- 質問の使い分け(クローズドクエスチョン・オープンクエスチョン)
- 相槌
などなど、色々とコミュニケーション術はあると思いますが、一番大事なところは相手に安心感を与えることなのかな、と。
「よくここまでやってこられましたね。」とか
「大変な時も乗り越えてこられたんですね。」など
尊敬の念を伝えながら事業者様と話しができたら、良い関係を築けるのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は傾聴と敬聴についての学びを書きました。
自分自身の軸が定まっておらず、クライアントとの接し方で悩んでしまうこともありますが、研修を受けて今のままでいいんだと吹っ切れました。
これからもコミュニケーションについては、コーチングやカウンセリングなど、様々な形で学び続けたいと思います。
今日の記事は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!