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仕事ができる人の共通点を見抜く面接質問

大岩
大岩
こんにちは!採用に強い中小企業診断士の大岩貴文です。今日のテーマは「採用面接で見るべき一番大事な要素とは?」です。

みなさんは新しく人を採用する際、面接ではどのような点を重視されているでしょうか?

仕事の経験?スキル?それとも、人となりでしょうか?もしかしたら、もっと単純に話した印象で何となく合否を決めている、そんなこともあるかもしれませんね。(私も以前、営業スタッフの採用をしていた時は何となくで採用してました汗)

採用シーンにおいては、応募者の経験や専門知識、スキルは確かに重要な要素です。しかし、実はそれよりももっと重要なポイントがあるんです!それがEQ(心の知能指数)です。これからその理由をお伝えしていきます。

この記事を見ることで、採用面接で重視すべき要素が分かるだけでなく、具体的な質問方法やチェックポイントがわかります。ぜひ最後までお付き合いください。

それでは内容に入っていきましょう!

EQ(心の知能指数とは)

まずはEQとは何か?定義を確認しましょう。

EQはEmotional Intelligence Quotientの略称で、様々なできごとに対して私たちがどのように感じ、それにどう対処するか、そして人とどううまくやっていくかに関する能力のことです。簡単に言えば、自分自身と他人の感情をうまく理解して、上手に扱えるかどうかです。

EQは、次のような5つの要素から成り立っています。

1. 自己認識(Self-awareness)

自己認識は、自分の感情を正確に理解し、それらが自分の考えや行動にどのように影響を与えるかを認識する能力です。この自己認識が高い人は、自分の強みと弱みを理解し、自信を持って行動することができます。

2. 自己調節(Self-regulation)

自己調節は、感情をコントロールし、衝動的な行動を抑える能力を指します。これにより、ストレスや困難な状況下でも冷静さを保ち、適切な行動を選択することができます。

3. 動機付け(Motivation)

内発的な動機付けは、達成欲求や目標達成に向けた情熱を意味します。EQが高い人は、挫折に直面しても前向きな態度を保ち、目標に向かって粘り強く努力することができます。

4. 共感性(Empathy)

共感性は、他人の感情を感じ取り、理解する能力です。これは、効果的なコミュニケーションと人間関係の構築に不可欠であり、チームワークやリーダーシップにおいて特に価値があります。

5. 社会的スキル(Social Skills)

社会的スキルは、人間関係を構築し、管理し、ネットワーキング、チームワーク、リーダーシップ能力を含む広範なスキルセットです。EQが高い人は、他者との良好な関係を築き、衝突を解決し、チーム内での協力を促進することができます。

5. 人と上手に付き合う力

友達を作ったり、人と協力したりするときに必要なスキルです。この力があると、人との問題を解決したり、チームで一緒に働いたりするのが上手になります。

これまでご紹介した能力は、職場で活躍するうえで不可欠な要素で、技術的なスキルや知識と同じくらい、個人のパフォーマンスと組織全体の効率に影響を与えます。EQが高い人材は、ストレスに強く、変化に適応しやすく、チーム内での調和を促進することができるため、組織にとって貴重な存在になるんですね。

では、EQの高い人をどのように見抜けばいいのか、面接質問の例を見ていきましょう!

EQが高い人を見抜く面接質問

EQを確認する質問をいくつか挙げていきますね。

質問例:過去に失敗した経験から学んだことを具体的に教えてください。

これでわかるのは、その人が失敗から何を学び、どう成長したかです。自分のミスを認めて、それを乗り越える方法を見つけられる人は、前向きで自分を成長させようとします。

質問例:チームで目標を達成したことはありますか?

この質問は、その人がチームの一員としてどう働けるかを見ます。みんなで一緒に働き、大きな目標を達成できる人は、周りと協調することが上手です。

質問例:うまくいかないことが起きたとき、感情をどのようにコントロールしますか?

仕事やプライベートでうまくいかないとき、冷静を保てるかどうかを確認します。感情を上手に管理できる人は、プレッシャーがあってもしっかりと対応できます。

質問例:周囲の人間とどのように協調しますか?

これは、職場での人間関係について聞く質問です。他の人と協力して、問題を解決できる能力があるかどうかを見るために重要です。人と上手にやっていける人は、職場での雰囲気も良くします。

 

これまで質問例を挙げてきましたが、いずれも質問の回答があらかじめ用意されたものではなく、自分の言葉で具体的に答えているかをチェックしましょう。回答を聞き流さず、質問を重ねていくと効果的です。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今日の内容はいかがでしたでしょうか?

採用面接で重視するEQについてお伝えしてきましたが、変化の早い現代はストレスに負けず周りと協調していける力は本当に求められる時代だと感じています。ぜひ、面接する際はEQの視点も取り入れてみてください。

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。

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