- これから新しく創業したい！
- 新規事業を企画している！
- 今までの商品・サービスをブラッシュアップしたい！
今日の記事はそんな方にご覧いただきたい内容です。
私は中小企業診断士として、創業支援にも携わっています。具体的には創業セミナーへの登壇や個別相談を受けているのですが、やはり新しいことを始めるとなると大変なところも多いです。特に自分の商品やサービスをどのように組み立てるか、という点はハードルが高いです。
商品を売るには、ただ良い商品を作るだけでは足りません。その商品が顧客にとって本当に必要であり、そして欲しいと思わせるためには、顧客のニーズや不満にフォーカスすることが重要です。
今日は、そんな売れる商品を作り出すための秘訣についてお伝えしますのでぜひ、最後までご覧ください。
では、中身に入っていきましょう！
ビジネス発想法：顧客の”不”を取り除く視点
みなさんは「ふとれば価値」という言葉をご存知でしょうか？
もちろん、体重の話ではございません(笑)。ふ＝不という漢字に置き換えて考えてください。市場で成功を収めるためには、顧客が日常で直面している「不便」「不満」「不安」といった「不」に注目することが重要です。
その「不」をいかに取り除くか、それができるとお客様から求められる商品・サービスを作ることができるのです。
では、実際にこの考え方を取り入れ、成功したビジネスの例は何でしょうか？
不を取り除いた成功例：スマートフォンの普及
身近な例としては、スマートフォン（スマホ）が挙げられます。
スマホは、多くの「不」を解消する代表例です。以前は、電話、インターネット、カメラ、地図などを別々のデバイスで持ち歩く必要がありましたが、スマートフォンはこれらすべての機能を一つに統合し、「不便」を大幅に減らしました。これは、顧客の生活をより便利で快適にすることに直結し、今では手放せないアイテムとなっています。
顧客の「不」を深く理解するためには、徹底したリサーチが不可欠です。
お客様のフィードバックやレビューの分析、直接の顧客との対話を通じて、市場のニーズを正確に捉えましょう。自分で他社の商品を買ってユーザーとして体験し、どんなことを感じたのかつぶさに内観してみるのも良い手法です。
リサーチは成功のカギということですね。
また、別の視点で「不」を見つける切り口があるのでご紹介します。
“不”を取り除くための切り口
お客様の「不」を見つけるためには、以下の視点で観察すると見つけやすいです。
- オーバースペック（機能が多すぎて高いなど）
- 不確実性の解消（購入しても本当に解決するかわからない）
- 使いやすさの向上（使いづらい）
例えば、家電のノンフライヤーはヒットした商品ですが、そのコンセプトは単機能性にあります。「揚げる」という一点に特化し、健康志向と利便性を兼ね備えた製品を提供することで、ユーザーのニーズを直接的に捉えていますよね。
このアプローチは、ビジネスにおいて多機能性よりも、特定の機能に焦点を当てることの重要性を示しています。簡潔さとは、単に機能を減らすことではなく、最も価値のある機能を洗練させ、ユーザーにとっての実用性を最大化することに他なりません。
ノンフライヤーのケースは、市場における明確なニーズに対応し、それを満たすための専門化された製品を提供することが、成功への鍵であることを示しています。
この事例は、現代ビジネスマンが製品開発やマーケティング戦略を考える上で、大いに参考になると思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今日の内容はいかがでしたでしょうか？
新規事業の企画をしている、既存商品のブラッシュアップをする必要がある、そういった時はお客様の「不」に着目し、それを解消することで、市場に新たな価値を提供するビジネスを創り出しましょう。うまくお客様の心を掴むことができれば、あなたのビジネスも飛躍的に成長するはずです。
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それではまた！
