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不採用が決定的な面接の切り上げ方

大岩
大岩
こんにちは!採用に強い中小企業診断士の大岩貴文です。今日のテーマは「不採用が決定的な面接の切り上げ方」です。

「求人募集しても応募がこない」

「応募がきても応募者に面接をドタキャンされた」

そんなことはよくあることですよね。私のこれまでの経験では、おおよそ面接できる人の割合は全体応募の5~7割程度です。

面接できるだけでも恵まれている、そのように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、面接中に不採用と決定的にわかるケースは実際にありますよね。

そんな時、みなさん疑問に思うことは「面接を早めに切り上げていいのかな?」ということではないでしょうか?

この記事ではその疑問に回答します。

この記事って信用できるの?そう感じられる方もいらっしゃると思います。ただ、ご安心ください。私は、求人広告の営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の資格である中小企業診断士を取得して現在は独立して採用・人事の専門家として活動している人間です。お役に立てる情報をお届けできるよう努めておりますのでよろしければ最後までお付き合いください。

では、内容に入ってきましょう!

不採用への対応:面接を早めに切り上げてもOK!

まず、結論からお伝えします。

面接をしていて、どう考えても採用に至らないと思ったら面接を早めに切り上げることは問題ありません。面接官も忙しい合間を縫っての面接対応でしょうから、見込みがない場合は早めに終わらせたくなる気持ちは当然のことだと思います。

でも、何も工夫もなく早めに切り上げるには注意が必要です。

なぜなら、早めに切り上げてしまったら求職者から「面接で相手にされなかった」と不満を持たれてしまいます。

不満を持たれると、知らず知らずのうちに会社の悪評につながってしまう恐れがあります。そうなると、また応募獲得も厳しくなるかもしれません。

せっかく、ご縁があってお会いできた応募者さんです。

不採用とわかってもできるだけ満足していただいて帰ってもらいたいですよね。

では、どんな対応がベストなのでしょうか。

不採用への対応:早めに質問タイムへ

不採用者への対応の一つ目は、面接官からの説明は早めに切り上げて、応募者の質問タイムに入ることです。

先ほど応募者に満足してもらうとお伝えしましたが、質問に答えることが最も効果的だからです。

例えば、「私から一方的に話すよりも、〇〇さんの関心あることにお答えしたいので」

そのように切り出すと相手も悪い気がせず、スムーズに質問タイムに移行できます。

よって、早めに応募者の質問タイムに入って応募者が知りたいことに答えると相手も満足して早めに切り上げても悪く思われないということです。

でもここでも注意が必要なのは、質問タイムも気を付けるポイントがあるということ。

それは「応募者が知りたいことに可能な限り答える」ということです。

では、「知りたいこと」とはどんなことなのでしょうか。

不採用者への対応:質問で応募者が知りたいこと

「何か質問ありますか?」そう聞いてもなかなか質問がでてこなかった、そんな経験はありませんか?

こちらがいくら「どんどん質問してくださいね!」というスタンスでいても、合否を気にしてしまうと本音の質問はしづらいもの。

応募者が知りたいことで挙がるのが、

  • 給料やボーナスについて
  • 残業時間
  • 転勤の有無
  • 有給消化率
  • 離職率

などです。やっぱり実際に自分が働くとなると、生々しい情報が欲しいんですよね。そこで、質問への対応で大事なのが聞きづらい質問にはこちらから話をふって、質問が出たら可能な限り具体的に答えるということです。

例えば、残業時間について聞かれたとしましょう。

その回答として「部署や人による」では実際にそうでも質問した側からするとはぐらかされた気がしませんか?

だから、事前に応募者が気になるであろう質問は具体的に答えられるように事前に準備しておく必要があるんですね。

事前に質問に対する回答を準備し、こちらから応募者に質問を促し、具体的に答えると短時間であっても満足してもらえるでしょう。

ここまで質問タイムへの移行と対応についてお伝えしてきましたが、もう一つ、対応方法があります。

それは、不採用と思う理由を率直に伝えてみる、ということです。

不採用者への対応:率直に伝えてみる

不採用の理由を伝える?

それって相手に失礼じゃないの?そう思われた方もいらっしゃるかと思います。

でも、採用面接というのはお互いの見極めの場です。そこで、率直に感じたことをそのままお伝えしないのもかえって失礼というもの。

もちろん、応募者の性格や反応もあるでしょうから一概には言えませんが、率直な対応というのも建設的なやり取りにつながるためやってみる価値はあります。

例えば、将来の方向性や志望にずれがある場合は

「〇〇さんのやりたい事を叶えるには別の道に進んだ方が良いかもしれません。〇〇さんはどのようにお考えですか?」

こんな風に切り出してみると、

「そうですね、本当は私も〇〇と迷っていまして。。。」と本音を語ってくれることもあるでしょう。

そんな反応が返ってきたら、「もう一度考えてみませんか?」とお伝えして切り上げるとお互いの時間を無駄にせずに済みます。

だから、思い切って率直な意見交換をするのもお互いのためなんですね。

 

以上、不採用者の対応については今回2つの方法をお伝えしました。

ぜひ、面接で同じケースに遭遇したらやってみてくださいね。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今日の内容はいかがでしたでしょうか?

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。

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