- 部下に頑張ってもらいたくて色々アドバイスするけど、萎縮されてしまった
- 思い切ってダメな点を伝えたけど、信頼関係が崩れてしまった
- ついつい批判的になってしまい相手を怒らせてしまった
相手のことを想って色々と考えて伝えるものの、相手を怒らせてしまったり、萎縮されてしまうと本当にどうすればいいかわかりませんよね。たまに自分から「私のダメなところ教えて」と言ってきたので正直に伝えると怒ってしまう、そんな人もいます(笑)。
では、フィードバックをしなければいいのか、というとそうではありませんよね。問題があればちゃんと相手に伝えなければ、本人のためにもなりませんし、一緒に働くチームのためにもなりません。
特に部下を持つ管理職は、適切なフィードバックをしながら部下の成長を促していく必要があります。
そこで、今回は相手に嫌われないフィードバック方法として「グッドもっと」を紹介します。このコミュニケーション方法を身につけることができれば、相手の機嫌を損ねずに改善点を上手に伝えることができます。難しいことではないのでとても取り入れやすいと思います。
ぜひ、最後までご覧くださいね。
では、内容に入っていきましょう!
後輩にアドバイスする際にはグッドもっとで
みなさんはグッドもっとを知っていますか?
グッドもっとは、フィードバックを与える際に肯定的な言葉から始めて、その後に改善点や提案を伝えるコミュニケーション方法です。この手法は、相手の心情や自尊心を尊重しながらも、必要な情報を伝えることができるため、フィードバックを受け取る側も受け入れやすくなります。
歯医者では痛みを感じないように麻酔を打ってくれますよね?麻酔なしでいきなり歯を削ることはないと思います。それと同じで最初から悪いところや改善点を指摘してしまうと、相手は驚いてしまい、せっかくのアドバイスも受け入れられない状態になってしまうんです。
以上がグッドもっとの概要でした。ではグッドもっとでフィードバックする際のポイントを見ていきましょう!
グッドもっとのポイント
グッドもっとでフィードバックする時には以下のポイントをおさえましょう。
- 肯定的なポイントを強調する: まずは、相手の成果や取り組みについて肯定的な言葉で褒めます。改善点に目が行きやすいと思いますが、できるだけ良いところを意識してメモしておきましょう。最初に肯定から入ることで相手に安心感を与え自信を高めてもらうことができます。
- 改善点を提案する: 次に、具体的な改善点やアドバイスを伝えますが、その際にも優しく丁寧な言葉遣いを心がけます。例えば、「これからは、もう少し時間管理に注意してみてください。そうすることで、さらに効率的に業務を進めることができると思います」と伝えることで、相手が受け入れやすくなります。
- サポートや協力を申し出る: 最後に、改善点を実践する際のサポートや協力を申し出ることで、相手が孤立感を感じることなく改善に取り組める環境を提供します。例えば、「もし何かサポートが必要なことがあれば、いつでも声をかけてくださいね。一緒に取り組んでいきましょう」と伝えることで、相手の自信を補強します。
最後にもう少し具体的な例を確認していきましょう!
グッドもっとを活用した例
例えば、部下が仕事の進捗を報告してきたとしましょう。その内容に不備があったとして、グッドもっとを意識して伝えると以下のような会話になります。
いかがですか?まず最初に相手の貢献や努力を肯定し、その後に改善点や提案を伝えることで、相手が受け入れやすくなります。また、サポートを申し出ることで、相手が安心して成長に取り組める環境を提供することも重要です。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今日の内容はいかがでしたでしょうか?
相手に嫌われないフィードバックをするためには、グッドもっとというコミュニケーション方法が有効です。この方法を活用することで、相手の受け入れやすさが向上し、より建設的な関係を築くことができます。ぜひ、日常のコミュニケーションに取り入れてみてください。
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