高校新卒の求人情報公開は7月1日。これから高校訪問を予定されている方も多いかと思います。しかし、せっかく時間をとって高校訪問してもなかなか紹介につながらなかったり、かえって逆効果に働くことがあります。
「これから高校訪問を予定しているけど、どのように取り組んだらいいかわからない」
そんな方はぜひ、最後までご覧ください。
求める人物像を言葉にして伝えよう
わざわざ求人票をもって高校訪問する目的は、進路指導の先生に就職希望の生徒を紹介してもらうこと。せっかく時間をとって訪問するわけですから、職場見学や応募といった成果につなげたいですよね。
いかに先生に自社のことを覚えてもらって、生徒さんに求人を見せてもらえるかが勝負ですが、ここで高校訪問した際のポイントについてお伝えします。
それは、進路指導の先生に”求める人物像”を伝えることです。
なぜなら、先生に具体的に生徒の顔を思い浮かべてもらえると紹介をもらえる可能性が高まるためです。ただ単に、「生徒さんを紹介してください」では残念ながら、もう一つ足りないんですね。
例えば、逆に友人や知り合いから「今うちで求人してるから、誰か紹介してくれない?」
そう声をかけられたとしましょう。
うーん、ってなりませんか?
そこで、どんな仕事なのか、どんな人が良さそうなのか、会話すると思います。そこで頭の中に誰も浮かばなかったら、「いい人がいたら連絡しますね」で終わりかと。
先生も同じです。
しかも、先生の気持ちとしては生徒が入社したとして、すぐに辞めて欲しくないという思いもあります。ちゃんと生徒にマッチしてるなと思える仕事じゃないとおすすめしにくい。
では、どんなやり取りができれば生徒さんを紹介してくれるのでしょう?
こんな生徒さんいらっしゃいませんか?
求める人物像と聞くと難しく感じられる方もいらっしゃいますが、いくつか例を挙げてみますが、
- 「部活を頑張ってて体を動かすことが好きな人」
- 「まじめで我慢強い人」
- 「手先が器用な人」
- 「ものづくりが好きな人」
- 「目立たないけどコツコツモクモク頑張れる人」
こんな感じでざっくりとでも構いません。
先生とひと通り会話が進んだら、「就職希望の生徒さんでこんな人いらっしゃいませんか?」と切り出してみてください。
「ああ、そういう生徒だったらあの子とあの子、何人かいるな」
そういう反応が見て取れたら見込みありです!
それと、もう一つ注意してほしいことがあります。それは…
先生に嫌われないこと
そう、先生も人です。
嫌な印象を持った相手に協力はしたいと思えないですよね。
会社のことを伝えるのも大事ですが、好印象を与えることも意識したいものです。
嫌われることなんてあるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と地雷を踏むケースがあります。
例えば、せっかくの機会だからといってアピールに力が入ってしまい、面談の時間が長くなってしまうパターンです。
なるべく会社の良いところを知ってもらいたい、生徒さんの状況も知りたい、気持ちはわかります。
でも、先生は他にも企業担当者の訪問対応があり、他の仕事も手付かずとかなりご多忙であることには留意が必要です。
先生によって対応は異なりますが、アポ無し訪問でイラッとされている先生もお見かけしました。
ちゃんと事前にアポをとって、お会いしたら忙しい中対応いただけていることに感謝を伝え、長く居座らないように。話しが終わったらさっさと切り上げるのがマナーでしょう。
だから短時間であってもいいように、話す内容をコンパクトにまとめ、質問も準備することをおすすめします。
質問の例として、
- 就職希望の生徒数 男女割合
- 生徒が希望している業界や職種の傾向
- 先生から生徒へ求人の紹介はどのように行われているか
上記の内容に加えて、先生の印象や紹介してくれそうかの見込みでABCランク付けするなど先生の名前・連絡先と一緒に記録に残しておけば次年度の採用活動にも活かせます。
高校新卒は軌道にのるまで時間がかかるものですが、工夫を凝らせば最短で成果につながります。
是非、参考にされてみてください。
あとがき
いかがでしたでしょうか?今回の記事は以上です。
高校訪問のテーマでしたが、そういえば私も高校新卒で就職してたな、と思い出しました。忘れてたんかい!ってつっこみが入りそうですが、遠い昔のため仕方がない(笑)
自分も歳をとったなぁと感じますね。
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