今日は、だれでも簡単に魅力的なキャッチを作ろう!という内容でお届けします。求人原稿でも企画書でも使えるテクニックなので、ぜひ興味のある方はご一読ください。
関心を引くキャッチはベネフィットを意識している
突然ですが、次のAとBの本のタイトルをご覧ください。
A「雑談の構造分析」
B「雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける」
いかがですか?
あなたはAとB、どちらの本を見たいと思いましたか?
私はというと、Bの本を見たいと思いました。
なぜなら、雑談自体に興味はないのですが、誰とでも信頼関係が築けるとか、人づきあいがラクになる方法が書いてあるのであれば、ぜひ知りたいと思ったからです。
きっと、この記事を読んでいるあなたも同じような印象を持って、Bを選んだのではないでしょうか。
そうです。
これが今からご紹介する、「ベネフィット」が入っているかそうでないかの違いなんです。
では、ベネフィットとは一体何なのでしょうか?
ベネフィットは言いかえると「嬉しい未来」のこと
ではここから、ベネフィットについて解説しますね。
ベネフィットというのは、利益や恩恵などを意味する言葉ですが、もっと簡単に言いかえると「嬉しい未来」ともいえます。
先ほどの例でみると、私がBのタイトルに魅力を感じた
「誰とでも信頼関係が築ける」「人づきあいがラクになる」という部分。
ここが私にとっての「嬉しい未来」です。
雑談が苦手で悩む方は、私だけでなく世の中にたくさんいらっしゃると思います。Bのタイトルを見ると、その悩みを解消する方法が書いてありそうな気がしますよね。
なんだか、ついついアマゾンでポチってしまいそうです(笑)
このように、自分にとって好ましい嬉しい未来が書いてあると人の関心を引くだけでなく行動まで促すことができるんです。
ここで一つ、アメリカの有名な格言をご紹介したいと思います。
それは、
ドリルを買いたい人が欲しいのは「穴」である
お客さまは穴を開けたいからドリルを買うのであって、ドリルそのものが欲しいわけではありません。だから、そこをわからずドリルを売り込んでもお客さまの心をつかむことはできないんですね。
先ほどのAとBのタイトルを見ても、Aは雑談に対して意識が向いているのに対して、Bは読み手の関心事に意識が向いています。
人に商品・サービスを買ってもらう、求人に応募してもらうなど、人に何かしら行動を促すためにはベネフィットが大事であるとお分かりいただけたと思います。
はい、ここまでベネフィットについて解説してきました。今度はどうやったらベネフィットを伝えられるようになるか見ていきましょう。
だから?の問いかけとターゲット設定からはじめよう!
ベネフィットを上手に使いこなすための方法を2つご紹介します。
- 問いかけ法(だから?を繰り返す)
- ターゲット設定(価値を感じるのはどんな人?)
まず、問いかけ法です。
この方法を使うと、たくさんベネフィットを導きだすことができますので求人広告を例にやってみましょう。
はじめに求人の特徴やメリットを書きだします。
ここでは、わかりやすいように、子育て中の方がたくさん働いている職場という特徴をお題にしますね。
お題:子育て世代が多く働いている
Q、だから?
A、子育てに理解がある
Q、だから?
A、急な休みでも休みやすい、子育ての話ができる、 etc
上記のように問いかけを繰り返して展開していきます。
そして次にターゲット設定ですが、「子供はまだ保育園、でも家計の足しにパートで働きに出たい」そんな人に設定してみます。
このパターンでは、
「急なお休みでも休みやすい!子育て世代が活躍中の〇〇スタッフ」
こんな感じで職種名やキャッチを作ると良さそうです。
上記は一例ですが、問いかけ法で色んなベネフィットを書きだした中で、どれを使うかはターゲット次第です。
人によって何に価値を感じるかどうかは違う、という点に気を付けてくださいね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?今回の記事は以上です。
最近、家の近くにちょこザップができたので早速申し込みました。月3,000円程度でジムに通える、それもがっつりではなく短い時間でサクッと利用できるのが良いですね。入会して何度か通ってみましたが、セルフ脱毛があるのに驚きました。
これからちょこちょこ通って、お腹まわりのお肉を落とせたらなぁと思います(笑)
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