有限会社カネクラ加工
派遣依存を見直す。自社採用をアップデート!
支援企業概要
| 企業名 | 有限会社カネクラ加工 |
|---|---|
| 業種 | 製造業 |
| 社員数 | 50名 |
| 実施期間 | 2025年12月~2026年2月 |
人手不足に直面したとき、多くの企業はまず派遣で対応します。
短期的には合理的な判断です。
しかし、それが常態化すると、組織の中核を担う自社社員が育ちにくくなります。
今回の支援は、単なる採用HP制作ではありません。
派遣依存の構造を見直し、自社採用へと舵を切るための「採用活動の再設計」でした。
支援のきっかけ
本件は、自動車部品製造業を対象とした支援事業の専門家派遣として関わりました。最大5回という限られた回数の中で成果を出す必要があります。
初回はヒアリングに時間をかけ、現状の棚卸しを実施しました。人員構成、採用状況、業務内容、将来構想を整理したうえで、単発の助言ではなく、方向性を明確にするプロジェクト型の支援を提案しました。
限られた回数だからこそ、「何をやらないか」も含めて設計することが重要でした。
支援前の状態
当社は、家具の製造が盛んな福岡県大川市で半世紀近くものづくりを続けてきました。家具産業が海外へ移転する中で、蓄積してきた製造技術を活かし、自動車部品加工へと事業転換を図ってきた企業です。
自動車部品は比較的安定した受注が見込める一方で、家具製造よりも多くのスタッフを必要とします。しかし、長年採用に力を入れてきたわけではなく、不足分は派遣で補ってきました。
その結果、気づけば自社の中核を担う自社社員が少ない状態に。将来の管理者候補も見えにくくなり、「このままでよいのか」という課題意識が生まれていました。
自社採用を強化したい思いはあるものの、考え方もやり方も分からない。ハローワークに頼るしかなく、応募も伸びない。採用は手探りの状態でした。
プロジェクトの提案
今回の支援では、ハローワーク頼みの採用から脱却する第一歩として、採用HPの制作と検索エンジン型求人サイトの活用を提案しました。
採用HPについては、無料で運用可能なツールを選択し、極力コストをかけずに継続できる仕組みを構築しました。重要なのは「作ること」ではなく、「運用できること」です。
検索エンジン型の求人サイトは誰でも利用できます。しかし、仕事内容の整理や訴求軸の設計がなければ効果は出ません。そこで、業務内容を細かく分解し、どんな人材を採りたいのかを明確にしたうえで、戦略を立案しました。
その成果が、今回制作した採用HPです。
Voiceお客様の声
正直に言うと、これまで採用を深く考えたことはありませんでした。人が足りなければ派遣を入れ、それで現場は回る。目の前の仕事を優先してきました。
気づけば社員の半分近くが派遣スタッフになっていましたが、それが良いのかどうかも分からない。ただ、「このままでいいのか」という不安はありました。
自社採用を増やしたいと思っても、何をどう改善すればいいのか分からない。ハローワークに出しても応募は来ず、ずっと手探りでした。
支援で印象に残っているのは、徹底したヒアリングです。当たり前だと思っていたことを掘り下げてもらい、「それは強みですよ」と言われたとき、自分たちの会社を初めて整理できた感覚がありました。
採用HPを作りましたが、ホームページを作ったというより、会社をあらためて見直す時間だったと思います。
これからは派遣で埋めるだけでなく、自社で育てる方向に少しずつ変えていきたいと考えています。