大岩貴文のプロフィール
採用コンサルタント/経済産業省認定「中小企業診断士」/経済産業省認定経営革新等支援機関/福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家
コンサルタントの仕事を始めたきっかけ
これからコンサルタントとして仕事をするようになった経緯をお話したいと思います。
よかったらお付き合いいただけると嬉しいです。
スーツ専門店から求人広告代理店で営業職へ転職
私は若い頃はアパレル業界に憧れていたこともあり、大学ではなく服飾専門学校に通っていました。
学費を自分で払うために新聞配達をしながらの学生生活でしたがなんとか卒業でき、スーツ専門店に就職したのですが、店舗でお客様を待つという販売員の仕事が合わずに退職してしまいます。
当時はリーマンショック後で不景気でした。20代前半でも30社以上応募してもなかなか次の仕事が決まらず自身喪失。
その後、なんとか求人広告の会社に拾ってもらい、未経験から求人広告の営業としてのキャリアをスタートさせることができました。
求人広告の効果が出ずに失客してしまう
「お金をドブに捨てたようなもんだよ!」
求人広告を出しても応募が1件もないとよくそんな風にお客様から怒られていました。
それもそうです。
アルバイト情報誌でも大体1週間6~10万円、中途サイトになると20~40万円もの掲載料がかかります。それだけお金を払っても反応がないわけですから怒るのも当然ですよね。
当時の営業活動は飛び込み営業や電話営業が主流。1日100件電話をかけてもアポイントが取れないなんてざらにありました。そんな中、苦労してやっとの思いで広告を出してもらったお客様に怒られるのは相当つらかったです。
しかも、求人広告業界はライバルが多いので、効果が悪いとお客様はすぐに他社の媒体に掲載したりします。それも最初は傷つきました。
「大変な仕事を選んでしまったな」
弱音を吐くこともありましたが、直近の就職活動でかなり苦労した経験から後がない危機感を持っていたので必死に働きました。
応募が来る求人広告ってなんだ?
求人広告の効果が悪いと失客してしまう。すると、売上も上がらずに自分の給料も役職もずっとこのまま。
そんな状況でしたから、まずは自分なりに求人広告の効果を出すための法則を掴む必要がありました。もちろん、先輩や上司に教わったことがベースにありますが、色々と研究を重ねた結果、応募効果が高い求人広告の特徴がわかるように!
それは、求職者目線であること、それだけです。
意外と見落としてしまうポイントなのですが、求人広告を作る際に読み手はあくまでも人である、ということが頭からすっぽり抜けてしまうことがよくあります。
例えば、「アットホームな職場です」「働きやすさ抜群です」という表現。
何となくそれっぽいことを書いたつもりでも、読み手である求職者の気持ちで見ると「どんなところが?」と疑問に思えてしまいます。
これではダメです。
もっと具体的に、もっとオリジナルな要素を、もっと魅力的に伝えないと効果は出ません。シンプルな事かもしれませんが、そのことに気づいてからどんどん効果を出せるようになり、お客様から感謝されることが増えました。
効果が出なくても信頼関係があれば見放されない
自分なりに求人広告のコツを掴んで、ある程度うまくいくようになりましたが、それでもたまに応募0件は出てしまいます。以前は、それで失客してしまうことが多かったのですが、その問題に対しても改善できるようになりました。
何をやっていたかというと、「情報提供」に力を入れていました。
それも、求人広告の書き方に関するものだけじゃなくて採用面接の効果的な質問やお客様の業界の動きなど興味関心が高そうなものを営業資料にまとめ配布していたんですね。
それで信頼関係を築くことができて、たとえ応募効果が出なくても見放されずに次の提案を聞いてもらえるようになりました。
気づいたら9年、念願の中小企業診断士に合格
求人広告の営業で働く一方で、中小企業診断士の勉強にも取り組んでいました。
なぜ、中小企業診断士の勉強を始めたかというと、営業活動では人事や経営者と話すことが多く、次第に経営に関心を持るようになったからです。
また、大学に進学しなかったので何となく学歴コンプレックスがあり、どこかのタイミングで勉強したい、そんな想いもありました。
でも、高校でもまともに勉強していなかった私がいきなり経済学や経営学、財務などを習っても全然ベースの知識がないので頭に入るはずがありません(笑)。
結局、試験を受けるも何回も落ちるはめに。合格できたのは最初に受験した年の9年後です。
合格発表を見た時は夢じゃないかと思いましたが、この時ばかりは自分をほめてあげたい気持ちになりました。
本当にやりたい採用支援とは?
無事に中小企業診断士として登録ができて、会社にも営業数字で恩返しができたと思った矢先、どうしても独立したい気持ちが抑えきれなくなりました。
それは、自分が本当にやりたい採用支援と今の仕事にギャップを感じていたからです。
求人広告を10年間、営業していて分かったこと。
それは、求人広告は手段の一つでしかない、ということです。
求人の効果が悪い時はよく募集条件の改善に目が行きがちですが、実際にはその会社のビジネスモデルや認知度、イメージなどに大きく影響されます。広告表現をどんなに工夫を凝らしても所詮は上辺だけで、劇的な効果改善は期待できません。
要はキャッチが良い悪いという話ではなく、募集をする会社そのものに力がないと結局のところ本質的な改善ができないということ。
やり始めたらとことんやってみる!そんな性格の私は次第に、人手不足に悩む企業の根本的な問題解決を支援できるようになりたい、そんな風に考えるようになりました。
そして現在
独立する!そう決心してからは早かったですね。
会社に退職の意向を告げ、最終出社日の挨拶ではまさかの号泣。
10年間勤めてきた中で経験した苦しかったこと、楽しかったこと、色んな思い出が込み上げてきてまともに挨拶も言えませんでした。
それから今現在はまだ十分とはいえませんが、ご相談いただく企業に対して、採用活動だけでなく経営全体を診断して助言をするなど、本当にやりたかったことに近づいている実感を持って仕事ができています。
これからもっと自分の支援の腕を磨いていきたいと考えています。
実績やお客様の声
ありがたいことに、独立してからセミナーの依頼や採用コンサルのご相談をいただいて順調な滑り出しができています。
求人広告の営業経験を活かした採用力向上セミナーは累計200名以上の方にご参加いただき、アンケートではほぼ100%満足した回答を得ています。
また、個別コンサルでは、採用広告費100万円かけても応募が来なかった状況の企業に対して支援に入り、無料で2名採用いただくなど実績も出ています。
自分の得意なことを活かして顧客に喜んでいただいている実感がありとても幸せです。
約束すること
私は、どんな会社にもそこで働く従業員・経営者がいる限り、求職者に選ばれる魅力はあると信じています。さらには、本気で採用活動をすれば絶対に人材確保はできるとも考え、全力で活動しています。
- 応募者が向こうから働きたいと寄ってくるような魅力的な会社に!
- 豊富な人財力で事業のさらなる成長を実現!
- 働く人が本当に幸せと思え、その人の人生が豊かになる!
私はこれを約束します。
世の中には、せっかく良い魅力があるのに求職者に気づいてもらえてないばかりに人手不足に陥ってしまっている、そんな企業が増えているのではないでしょうか。
- 採用活動に力を入れたいけどどうすればいいかわからない・・・。
- うまく自社の魅力をアピールできない。
そんな悩みをもった企業に対して、丁寧に・親切に・誠実に採用活動をサポートします!
私の喜び、夢
私の理念はお客さまと価値を共創するパートナーであり続けるです。
この理念には、経営者の対等な存在として、企業価値を一方的でなく双方向のコミュニケーションを通じて創造的支援を行いたいという想いを込めています。
そこで、屋号はコ・クリエーション(共創)とパートナー(相棒)をつなげて
「コクリエパートナー」としました。
長年採用に携わっていますが、「大岩さん!採用できました!」この声を聞くのが一番嬉しい瞬間です。提供する採用支援でその会社が、そこで働く社員さんが豊かに幸せになるのを見るのが私の喜びです。
基本情報
経歴
- 1986年生まれ、熊本県熊本市出身
- 家族は奥さんと3人の子供(男→女→男)の5人家族
- 熊本→福岡→札幌→福岡
- 求人広告代理店で約10年企画営業に従事
営業リーダーを経て事業企画やWebマーケティング担当を経験 - 2022年5月に独立し、中小企業診断士事務所「コクリエパートナー」開業
趣味
- サウナ(ホームは伊都の湯どころ)
- 筋トレ
- 糖質OFFのお菓子作り
- 子供と公園で遊ぶこと
- YouTube鑑賞
- 読書(ビジネス書)
資格
- 経済産業大臣登録 中小企業診断士
- 認定経営革新等支援機関
- 日商簿記2級
- MOS ExcelExpert
- Excel分析スペシャリスト
- Excel VBA standard