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これは避けたい!辞退されやすい求人票のNG例

たか
たか
こんにちは。採用に強い中小企業診断士のたかです。今日は、選考辞退につながってしまいやすい求人票のNG例についてお話します。
社長さん
社長さん
この間、面接した人も連絡とれなくなったって事務さんが言ってたな。求人票の内容と何か関係あるの?何がいけなかったのかなぁ。
たか
たか
そうでしたか。求人を出す企業サイドと求人に応募する求職者サイドでは認識が食い違うことがよくあります。もしかしたら、「面接で話を聞いたら考えていたのと違った」と思われて辞退になった可能性も考えられますね。

みなさんも面接した応募者から「辞退したい」と連絡を受けたり、連絡が取れなくなってしまった、という経験はありませんか?

私も前職で管理職だったころ、メンバーの採用をしていましたが、応募者から辞退の連絡はよくありました(-_-;)。特にこの人良さそう!と感じた時に限って、採用通知を出そうと思ったら辞退となり、また最初からやり直しになるんですよね。

できることなら、選考辞退は極力なくしていきたいものです。

ところで、選考辞退はなぜ起こるのでしょう?それが分かりさえすれば、選考辞退は完全になくすことはできないにしろ、ある程度防ぐことができます。

というわけで、今日は選考辞退を少しでも減らしたいとお考えの方はぜひ、最後までご覧ください。

それでは中身に入っていきましょう!

そもそも辞退されてしまう原因は?

みなさんは選考を辞退する理由って何だと思いますか?

辞退した人に直接聞いてみようとしても、連絡がつかないこともありますよね。ここで、一つ参考にできるのは、ジョブズリサーチセンターの調査にある「<学生版>求職者の動向・意識調査 2023」です。

求職者に対してのアンケート調査の結果によると以下の理由が多いようです。調査は学生版ですが、意外と中途でも当てはまる内容だと思います。

※ジョブズリサーチセンター「<学生版>求職者の動向・意識調査 2023」抜粋

1位は「すでに別の仕事が決まった」です。

これは仕方がないにしろ、注目すべきは2位と3位の理由です。

  • 「希望する仕事内容ではないと感じた」
  • 「希望する条件(給与・シフトなど)ではないと感じた」

この理由は、明らかに求人票を出した企業側とそれを見て応募した人の認識の違いが辞退理由となっています。

「面接で話を聞いてみたら、自分が考えていたのと違った。だから辞退します。」

ということなんですね。完全になくせるわけではないですが、これは求人票の書き方次第で何とかできそうです。

では、認識がずれやすい求人票はどのようなケースがあるのでしょうか?

認識がずれやすい求人票の例

私の今までの経験上、認識がずれやすい求人票の例をいくつか挙げてみます。

仕事内容の表記

一つ目は、仕事内容の表記に関する内容です。

メインでお願いしたい仕事とたまに発生する、または手が空いた時に手伝ってほしい、そんなサブ的な仕事が発生する時はよくあることだと思います。

そんな時にメインの仕事と同列でサブの仕事を表記してしまうと、応募者との認識がずれてしまうことになります。

レジスタッフ募集(手が空いたら品出し)を募集する場合

<仕事内容>

  • レジ
  • 品出し

上記の場合ですと、レジと品出しを同じレベルで書いているので、品出しはあくまでも手が空いた時にお願いする、という内容を書いておくべきでしょう。

給与の表記

二つ目は、給与の表記に関するものです。

よく、時給1000円~1300円など下限と上限を書く場合があると思いますが、これが誤解を招くことが多いです。

このケースですと、企業側からするとよほどの経験者じゃない限り、下限の1000円スタートということが多いのが現実です。応募者側で見ると、時給1100円や1200円も期待できるのでは?という印象を持つ人もいるでしょう。

そのため、幅を持たせる場合は、1000円以上の時給でスタートできる条件を書いてあげると応募者もよりわかりやすく誤解も軽減できます。

勤務時間や休みの表記

三つ目は勤務時間や休みの書き方についてです。

これもよくあるケースですが、人が必要なのは夜の時間帯だけという時に、それだと応募が集まらないからという理由で日中の時間帯も募集する場合です。

少しでも応募者を増やして可能性を広げたい、そんな気持ちはわかるのですが、やはり日中の時間で働けると思って応募する人の気持ちを考えると控えた方がいいでしょう。

シフトをいくつか分けて表記している場合も、応募者はシフトを選べると思って応募してくるケースが多いです。

そのため、シフト選択ができる・できないなどの情報を入れると、より親切ですね。

正確な求人情報をのせるメリット

これまで、認識がずれやすい求人票の例をお伝えしてきましたが、「そこまで書いたら応募が集まらないんじゃないか?」

そのように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、少しぼかしておいた方が応募数は集まりやすいと思います。

しかし、面接では条件の詳細を説明する必要がありますよね。その時に少しでもギャップを感じると応募者は去っていくものです。

せっかくお互い時間を合わせて面接するのですから、不要なやり取りは避けたいですよね。

応募が集まりづらいと感じるのであれば、ターゲットを広げたり、条件面で見直しをするなど別の方向で対策を考えることをお勧めしています。

あとがき

いかがでしたでしょうか。今日の記事は以上です。

私も求人広告の営業を10年やっていましたが、今回の内容は書いていて、よくお客さまと同じような会話していたなぁと思い返していました。

一生懸命考えていたら、ついつい企業側の目線で求人票を出してしまいますが、それだと上手くいかないんですよね。

やはり、一度頭を冷やして応募者目線で考える必要があります。

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ABOUT ME
採用人事コンサルタント 大岩貴文
大手メディアの求人広告営業を10年経験した後、経営コンサルタント唯一の国家資格である中小企業診断士の資格を取得。採用人事に強いコンサルタントとして、採用支援、研修講師、経営改善などを中心に活動中。経済産業省認定経営革新等支援機関、福岡県商工会連合会エキスパートバンク登録専門家。

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