高校新卒採用のスケジュールを知りたい!高校生を採用するには「いつ」「何を」「どのように」やればいいの?そんな採用に携わる方の疑問に対してプロの採用コンサルタントが親切丁寧に解説します。
高校新卒採用に取組むうえで一番に気になるのは、「いつ」「何を」しなければならないのか、ではないでしょうか?
この記事を見ていただきたい方はこんな方々です。
- 高校新卒採用に初めて取り組むけど何をしたらいいかわからない
- 高校新卒採用の取組み方を見直したい
- 高校新卒採用の効果的な取組み方のヒントを得たい
高校新卒採用のスケジュールはもちろん、応募効果を高めるための取組み方まで分かりやすくお伝えします。きっとお役に立てると思います。
ぜひ、最後までお付き合いください。
このブログでは、採用コンサルタントの大岩が中小企業の採用・人事に対するお悩みに対してお役に立つ情報を発信しています。私は大手求人メディアの営業として10年の経験があり、中小企業~上場企業まで約800社以上の採用を支援してまいりました。2022年に経営コンサルタント唯一の国家資格である「中小企業診断士」を取得し、現在では採用に強い経営コンサルタントとして活動しています。
では、内容に入っていきましょう!
高校新卒の採用スケジュールの全体像を解説します!
それでは、まずは高校新卒採用の全体スケジュールを一緒に見ていきましょう!前提として、高校生の就職活動は「学校斡旋」という就職方法があり、ハローワーク経由で求人を申し込むことが一般的です。
スケジュールがきっちり決まっているので乗り遅れないことが重要ですね!
高校新卒の採用スケジュールは?
高校新卒採用はハローワーク経由で行うことが一般的とお伝えしました。そのため、ハローワークに求人を申し込むことが高校新卒採用の第一歩となります。
- 6月1日→ハローワークへの求人申込書受付開始日(企業→ハローワーク)
- 7月1日→ハローワーク確認済求人票の返戻開始日(ハローワーク→企業)
(企業が高校へ求人票持参or送付開始) - 9月5日→企業へ応募者の推薦開始(高校→企業)
- 9月16日→企業による選考開始及び採用内定開始日(企業→高校)
上記が全体のスケジュールです。
まずは、企業からハローワークへ求人申込書を提出するところからスタートですが、注意点があるのでもう少し詳しくお伝えしますね。
高校新卒採用での企業とハローワークとのやり取り
全体スケジュールでお伝えした通り、まずは企業側からハローワークへ求人申込書を提出するところからスタートします。
ここで注意したいのが、ハローワークの受付が開始されたらなるべく早く求人申込書を提出すること!です。具体的には受付開始が6月1日ですので、6月の上旬には提出を済ませておきましょう。
なぜなら、ハローワーク確認済の求人票ができるのが7月1日。ケースバイケースですが、6月後半になって申込書を送付してもハローワーク側で処理が間に合わず、7月1日に求人票を受け取れないこともあるからです。
採用に力を入れている企業は7月1日には高校を回り始めますので、その時点でライバルに後れを取ってしまうことになりかねません。
地域によっては、ハローワークの説明会が開催されることもあるので情報を逃さずキャッチできるように日頃からアンテナを張っておきましょう!
では、次に企業と高校とのやり取りを解説します。
高校新卒採用での企業と高校とのやり取り
無事に7月1日にハローワーク確認済の求人票が手に入ったとします。そうすれば次のステップは、高校を訪問して求人票を届ける、です!
もちろん、訪問せずに郵送するでもOKです。ただ、企業から近く、採用の見込みがあるような高校にはできるだけ訪問したいですね。郵送だと訪問と比べて高校に求人票が届くのが遅れてしまいます。
なぜ、早めに求人票を高校に届けた方がいいかというと、就職希望の生徒も求人票が来るのを待っているから。本気度が高い生徒ほど、今年はどんな求人があるのか、情報をチェックしています。
そのため、進路指導の先生に対して事前にアポイントを取っておくことをおススメします。学校によっては進路指導の先生で情報を絞りこんで生徒に伝える場合もあります。生徒に求人票を見せてもらえるように自社のことを先生に知ってもらうことも重要なんですね。
7月1日以降の流れはお伝えしたとおり、
- 9月5日→企業へ応募者の推薦開始(高校→企業)
- 9月16日→企業による選考開始及び採用内定開始日(企業→高校)
上記のように進みます。
最後に生徒側の動きも見ていきましょう。
高校新卒採用での就職を希望する生徒のスケジュール
就職を希望する生徒はどのようなスケジュールで動いているのでしょうか。工業や商業、全日や定時・通信など色々と細かく見ると若干タイミングが前後しますが、一般的なスケジュールは以下のとおりです。
- 7月上旬~下旬→企業選定
- 8月中旬まで→職場見学
- 8月~9月中旬まで→応募準備・面接練習
- 9月5日→応募書類受付(企業側へ応募)
- 9月16日→選考開始
また、当然ですが9月16日に選考が開始され、残念ながら不採用となる生徒も出てきます。高校生は原則一人一社しか応募することができないので、不採用となったら別の企業に応募しなければなりません。
そのため、企業としては9月の段階で応募が来なくとも、9月下旬~10月上旬に第一志望に落ちた生徒が応募してくれる可能性があります。最後まであきらめずに高校へ連絡してみることをおススメます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今日の内容はいかがでしたでしょうか?
高校新卒採用は大卒に比べてまだ採用しやすいと言われていますが、支援先企業の状況を見ると、年々採用数が減少するなど難易度が上がっています。なぜなら、高校新卒採用に力を入れる企業が増えているからです。
過去に私が回った高校には毎年2,000件近い求人票が送られてくると聞きます。一方で就職する生徒は10名程度。求人を出しても応募が来ないもの当然ですよね。ライバルが多すぎます。でも、ちょっとした工夫で応募を獲得している企業が存在するのも事実です。
高校新卒採用を改善する取組みについては別の記事で投稿予定ですのでお楽しみに!
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