突然ですが、問題です。
日本政策金融公庫/66%
民間金融機関/56%
この数字は何だと思いますか?
実はこれ、2020年12月末に申請された特別貸付融資で据置期間を1年にしていた方の割合なんです。
実質無利子で資金調達ができる新型コロナウイルス感染症特別貸付。
資金繰りにお困りの方や万が一の備えとして利用された方も多いのではないでしょうか。
一方最近では一時期はコロナ収束か?と思いきや、またオミクロンが流行しています。
そんな中、据置期間が過ぎ返済が始まってしまい困っている。
という方が多いようです。
今回の記事では
新型コロナウイルス感染症特別貸付を借りられた中堅・中小・小規模事業者様、フリーランスを含む個人事業主のみなさまを対象に融資を受けた後に据置期間を延ばす方法を具体的にお伝えします。
また、新型コロナウイルス感染症特別貸付の申込期限が2022年3月末まで延長されます。申請で気を付けたいポイントも合わせて書きます。
是非、最後までご覧くださいね。
金融機関の状況と融資姿勢について
まずはじめに、最近の金融機関の状況と融資姿勢についてお伝えします。
今、金融機関の融資審査は昨年・一昨年と比較すると
ハードルが高くなってしまっているといわれています。
理由は、新型コロナウイルスが流行した直後の1回目は
金融機関もスピード重視で審査を通していたからなんです。
1回目は多少、信用情報に傷がついていたり、リスケ先であっても
非常事態なので審査を通していたということなんですね。
例えば、1回目の融資ではスムーズに借りれたという事業者様が
最近になって2回目の融資を申請したら断られた、そんなケースが増えています。
1回目に比べて審査する側の人員も増えているため
本当に返済できるのかしっかり審査される状況です。
融資審査のハードルは高くなっています。
しかし、思ったよりも売上が回復しないまま返済が既に始まって困っている、
という人の中には据置期間をもう少し延ばせないかな?とお考えの方も多いと思います。
そんな時は是非、次の方法をお試しください。
借り換えで据置期間は延ばせます
据置期間を延ばす方法はシンプル。
金融機関の担当者に借り換えを相談すればほとんど応じてくれます。
1回目の融資の際に担当してくれた日本政策金融公庫や民間金融機関の担当者さんに
「すみませんが、同額借り換えさせてもらえませんか?」というだけです。
もう少し、丁寧にお伝えすると
「コロナ融資の返済が始まりましたが、今業況は多少上向いているものの返済できるまでには回復していないんです。返済が大変なので同額借り換えをして返済期間を延ばしたいのですが対応してもらえないでしょうか?」
こうお話しするといいと思います。
余程なことがない場合、これで大抵の場合は対応してもらえるはずです。
借り換えの相談はお早めに!
同額借り換えについてお伝えしましたが、借り換えを希望される場合はお早目の方がいいです。
理由は新型コロナウイルス特別貸付は2022年3月末まで延長されていますが同じ特別貸付で借り換えしたい場合は期間内に手続きしないといけません。
ここで注意点ですが、
3月末までに申請ではなく、実行しなければならない
ということです。
通常では申込後、実行までは1ヶ月くらいです。しかし申請状況によってはもっと時間がかかるケースがあります。
また延長になる可能性もありますが、実質無利子で融資を受けられる特別貸付ですから駆け込み申請が増加することも考えられます。
できれば2月中旬くらいまでには申請しておきたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は据置期間を延ばす方法をお伝えしました。
他にも、民間の金融機関から借り入れをする際に利用する保証制度の中にも有利な条件で借入ができるものがあります。
新しく融資を申請する際には是非私にご相談ください。
今回の記事は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました!